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2005/02/05:作成
2005/02/08:更新:ちなみに本文中の日付は、その時の日付です。
| 2005/02/01(火) | TOP |
やっと筋肉痛到来。世界線の長さに比例して鈍感になっていくミオシンアクチン。3年殺しも目前である。
| 2005/01/31(月) | TOP |
体が重い。
| 2005/01/07(金) | TOP |
いつものようにドラゴンクエストVIをプレイして、久しぶりにメールでも確認しようと思いたつ。最近とみに増えてきた yahoo.co.jp 系のネットワークトラフィック無駄食い広告に煽られて、読むべきメールが埋もれる中、異彩を放つサブジェクトを発見した。
好き放題シちゃってぇ
お宝映像
件名:見ただけで絶対に欲しくなる！
クリーム
ヤラシイッ！あまり見る事の無い姿勢で○ナニー披露
屈強な隊員募集
※未承諾広告【１８歳未満禁止】
パンチラてんこもり！！あなたのコカンを直撃のパンチラを探せ！！
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出会い系サイト虎の巻
URGENT ASSISTANCE NEEDED
萌え萌えな制服に身を包んだ美少女たちが大集合！！
屈強な隊員募集
くっきょうなたいいんぼしゅう
クッキョウナタイインボシュウ
屈強な 隊員 募集
新手のスパムか？...ま、少し大袈裟です。送信者を見ると一発です。
というわけで、淡路一凶悪で、おまけにほとんど化石は取れない（私のを含めていままでにパキが３ヶ、それ以外は貝のかけらすら見つかっていない）という淡路の沢なのだが、取れれば４０センチオーバーの大きなパキという麻薬のような沢なのであります。沢までのアプローチもすばらしく、（去年の２３号台風で道路が２箇所土砂崩れ）夢いっぱいの沢なのであります。
男のロマンを求めてこの沢を攻略しようじゃありませんか！返事待ってます！
最後の1行だけ読むと、やっぱりスパムなテイストが伝わってきますが...
これこそ、リピータブルな日常に鉄槌を食らわす非日常空間への誘い。なんだかんだいっても、現実的に肉体的にきつい状況ってのは、時間を長く太いものにし、なにかがぎっしり詰まった感覚をもたらします。もちろん、それが可逆的な経験(絶対にもといた場所にもとの姿で戻れるということです)であれば、ですが。
とはいっても、可逆的かどうかなんて、やってみないとわからないんですが。いずれにしろ、即答しました。
まったく屈強ではないですが、全然体力もないんですが、化石にもそれほど執着もないんですが、「沢を攻略」したくなったわけです。
ところで、「パキ」とは、パキディスカスの略で早い話アンモナイトです。化石に執着はないと書いたばかりですが、アンモナイトはよいですね。いかにも化石。淡路の海岸でアンモナイトの形が岩にくっきりと残っていた(説明しにくいんですが、石膏でアンモナイトの型を取ったあと、アンモナイトがなくなった状態)のを見た瞬間、コレこそ化石と思ったもんです。あれは単純にアドレナリます。
かくして、近畿地学会員1人と日本機械学会員1人(かなぁ、たしか大学に入ったときにそうなったはずなんですが)の、GLEN QUEST 実行パーティが結成されました。
X デーは 1月30日(日) AM5:30 集合。
装備 長靴、軍手、タオル、着替え（ズボン・パンツなどあらゆる）携帯、財布は防水措置をぬかりなく。
絶対にしんどい。間違いなく帰りたくなる。だからこそ惹かれる、そういうスイッチがいつのまにか敷設されたようです。
(続く、と思います。)
| 2005/01/30(日) | TOP |
何はともあれ、キャストとか雛型というわけです。アンモナイトの抜け跡のことですが。ダイキャストとかのキャストです。それはもう。このぐらい知らないでアンモナイト、いや淡路に足を踏み入れるな、といわずばなりません。
5:30出発です。久しぶりです、こんな時間に外にいるのは。愛車のナショナル自転車が、あまりに乗ってもらえずにぺしゃんこにへこんでいるので、バトルハイエースに泣きついて、自宅に迎えに来てもらうことにしました。この日は、すでに1週間ほど続いていた、幼児のような青洟・黄洟が、疑似機械学会員から日産牛乳ビン1本程度と、まさに旬といった趣きで、狭い車内で、すぐとなりで、何度も何度も鼻をかまれ、目に見えない嫌な何かが宙を漂わずにいられない劣悪な環境に置かれた、近畿地学会員は帰りにヘロリとなっていました。おこぼれにあずかって機械学会員も同じようにヘロリとしてしまいました。
ところで、この青洟。軽い異臭がします。ずっとなんなんだろうと疑問に思っていたんですが、いつものようにエコーを吸った直後に鼻をかんだんです。すると軽い異臭がいつもに倍して香ってくるではないですか。これはなんだ、と。1つは鼻の中。もう1つは左手の指でした。そう、ちょうどエコーを挟んでいるまさにその指。若干体内で育成された方が、まろやかになってはいましたが、たしかにその匂いでした。そう思ってみると、たしかにエコーを吸ったあとはほぼ間違いなく、鼻がずるずると唸りだしているような感じがします。そうなるとあの色がニコチンな色に見えてきたりするから不思議です。もしそうなら、なんて健康になりそうな防衛本能かと。...この段落、読み直すと不快です。
それはそれとして、バトルハイエースは淡路へ向けてひたすら走ります。6:50頃に朝飯がわりのかけうどんを360円で食し、7:30頃にLAWSONで食購。8:00に一つ目の目的地に到着しました。見事に崩れてます。普通に山がずるずる、ずってきています。40強と30弱、あわせて70強の人生経験が、くずれた斜面にへばりついて10mほどのぼります。カセキというよりもガレキといった感じで、だいたいでその場を後にしました。
9:30に「被攻略沢」に到着するまでに、いくつか崩れた場所をよじ登ったりずり落ちたりしながら、沢への思いを深めていきます。何個かなにかがあったような気がしますが、それより驚いたのが、20mほど続く崩れた山の斜面の中腹に倒れた(崩れたり倒れたりしているのは2004年の台風23号でぼこられた結果です)樹木が行く手をさえぎるそんな場所で、生い茂る枝葉に顔をぴしぴしとしばかれながら乗り越えた場所にあったよさげな石が、すでに誰かの手によって割られていたことです。登る分には問題ないけど、下を見ると軽い後悔の念に襲われるそんな斜面を、もうちょっとだけ進んでみるとやっぱりそこでもよさげな石が割れています。
もう、なんというか。
確かに、道路のすぐ側で、駐車した場所のガードレールの向こう側、3m程度の崖(?)になっている所を覗き込むと、ミカンや白菜やなんやらが、何かの目的があるかのように捨てられているほどの生活区域だし、1.5車線の道路を挟んで、この山の斜面も、登る気になれば登れない場所ではないんですが、登る気になった人がいるというのがすごい。..自分達も登っているというのはさておいて。
で、9:30です。沢です。目的の沢です。攻略されることを待ちわびている沢です。ふたたび山の斜面を軽い谷の底まで降りていきます。なんというか、淡路だけではないんでしょうが、ゴミがすごい。いろんなものが捨ててありますが、それについては後ほど触れることになると思います。
話を戻して。一番下まで降りて、沢ってこういうもんだろうと思っていたとおりの、石のゴロゴロした場所を歩きます。近畿地学会員が一度通った場所(今回の目的は、そのとき行かなかった、正確には行けなかったさらに奥を攻めようというものです)ということで、するすると進んでいきます。途中、「４０センチオーバーの大きなパキ」をほじくりだした跡を教えてもらったり、ジャブ程度の貝の化石を発見したり、いのししと思われる動物の頭骨を写真に撮ったり、携帯電話が呑み込まれた深さ数十センチの暗黒水溜りを紹介してもらったりしながら奥へ奥へと進みます。
ひたすらです。
化石採集にいったことのない人にはわからないかもしれませんが、化石採集は、予想以上の肉体労働です。もちろん趣味なんですが、あの感じは「労働」といったほうがしっくり来るような気がします。だいたい化石の入ったノジュールというものがあるんですが、滅茶苦茶硬い。え？とビックリするぐらいの硬さです。ハンマーで「本気で」どついてどついてどついて...やっと割れるというか欠けるというか。
さらに、化石が入っていそうかどうかに対して勘が働かないため(当然です。そんなすぐにできるようにはなりません。気合も入れてないし)、無関係な岩を小突いて、また無関係な岩を小突いて、だんだん疲労してくるから、やわらかそうな岩を探してみたり。余計に見つかりません。体力がないのも手伝って、かなり嫌になれます。これは重要です。「嫌になってくる」んじゃなくて「嫌になれます」。
また、これが海岸とかならまだ範囲が限定されてくるんですが、と書いたそばから、それでもかなりしんどかったことを思い出しました。
加えて、今回は、ゴールのない沢攻略です。放置プレイされた上に土砂をぎっしり詰め込まれた軽四のトラックを乗り越えたりはするものの、別にきつい斜面があるわけでもないんですが、子供用のボール程度の石がゴロゴロし、一抱えもあるような岩が行く手を阻んでいる割には踏みしめてみるとぐらついてみたり、深さ30cm程度・直径1.5m程度の滝壷(?/水たまり?...基本的に川のすごく上流だとおもってください)に迂回させられてみたり。つもってくるとなかなかの運動量になっています。
(支離滅裂なまま、続きます。多分)
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