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のんべんだらり小豆島

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2004/05/04:作成(2004年04月29日分)
2004/05/04:追加(2004年04月30日分の半分)
2004/05/10:追加(2004年04月30日分の残り)
2004/05/12:修正
2004/05/15:追加(2004年05月01日分)

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2004年4月29日から2泊3日で小豆島に行きました。このページは、この旅行の記録です。日生からフェリーに乗り、小豆島の大部港についてホテルに始まりホテルに終わる、どこにも行かない、何もしない、小豆島の大部港からフェリーに乗り、日生について家に帰る、そんなのんべんだらりな旅行です。家から家まで180km程度しか走らなかったあたり、目的は達したといえるかと思います。

画像は、一部自前で、多部パクリで構成しています。パクリ画像は引用元サイトへの入口になってます。なってないところもあります。

2004年4月29日(木/みどりの日)TOP

12:30頃家を出発し、15:30のフェリーに乗るのに、13:30ごろに日生についてしまって、日生のフェリー乗り場でダラダラとすごしました。

去年も小豆島には行ったので、そのときにもフェリーにのったわけで、おんなじフェリー乗り場を利用したわけで。去年とほとんど変わってないパンフレットを再びかき集めて時間をつぶします。

同じようにフェリー待ちのおっさんがレトロな自販機でコーヒーを買おうとして三矢サイダーのグレープ細缶を2本もゲットしてしまい駅員(?)に文句をたれていたり、交換してもらってたり、それを眺めていたり。どう考えても男女間の障壁が薄皮一枚な紙完備便所で、タイルの継ぎ目の8mmぐらいのキャンバスに他愛も無い落書きを発見したり、それを眺めていたり。15:00発売開始のチケットを既に自動車をそれなりの場所取りをしていて(2時間前に来ているので当然!!)、コレッポッチも焦る必要が無いのに2番乗りで購入したり。

というわけで、小豆島行きのフェリーに無事乗り込みました。

16:35頃大部港に到着。

風光明媚な瀬戸内海に臨むユニークな海浜のメモリアルパーク。園内には、重さが5トン前後もある48個の巨大な御影石がずらりと並べられています。これは、約400年前の大阪城修復の際に、西国の大名たちの命によって島内で切り出された築城用の残石群です。備前小倉藩、肥後熊本藩、豊後竹田藩などの刻印も刻まれてます。その圧倒的な存在感と迫力のある藩政時代の築城ロマンを感じて下さい。という築城ロマンを感じるスポット『大阪城残石記念公園』はスルー

境内にある特別天然記念物のシンパク(イブキ・ビャクシンともいわれる)は、応神天皇が御手植えになられたという伝説があり、樹齢1500年以上と推定されています。根元の周囲は16.6メートルあり、そこに立てば力強い生命力を感じることができます。遠くから見れば森のようにも感じられるが、まぎれもなく巨木一本です。(数値は案内板より転載)という特別天然記念物『宝生院のシンパク』もスルー

ギリシャのミロス島と姉妹提携を結ぶ小豆島。真っ青な海・白い航跡を残して走る船、オリーブの花、ゆったりと流れる時間・・・。いつもとは違う時間の流れを感じてください。という『ホテルグリーンプラザ小豆島』にチェックイン

なによりもかによりも、ホテルです。観光する暇があるならホテルに入る。超絶のんべんだらり旅行の幕開けです(大げさ...)。

この日(次の日もですが)、ぎりぎりゴールデンウィーク料金ではないんですね。数日ずれるだけで1.5倍ぐらいに跳ね上がる料金も、この日は1人あたり8000円です。まぁ、家からそう離れてないことを考えると割安感も微妙なところですが、この時期小豆島は混んでない。ゆったりできます。家から近いので、この機会にふんばって観光しまくりお土産買いまくりなんて、何しに来たのかわからない状態にもならない。第一、それほど大きな島ではないから、観光しようとしても選択肢も限られます。よいところです。

このホテルには、エレベーターがありません。なのに去年も今年も3階の部屋でした。しんどいっちゅうねん。

淡麗生が150円です。親切価格です。

晩飯も朝飯もバイキングです。炭火焼(宿泊した条件を載せようとサイトにアクセスすると「ただいま、サーバーが大変混雑しているため、処理を中断しております。まことに恐れ入りますが、しばらく待ってからブラウザの戻るボタンを押して、処理をやり直してください。」が出てます。繁盛してるんですねぇ。)が売りだったような気がしますが、それなりでした。特に何かがめちゃくちゃにおいしいわけでもないような気がします。でも、そんなことはどうでもよくて、バイキングが大好きです。おなか一杯になれます。

夕日がよく見えます。晴れてれば。去年はかなりスバラシゲだったんですが、今年は見事に曇ってました。

風呂は、普通です。多分温泉ではないんですが、単純にでかい風呂だったらそれでよいので、そんなもんかと。外が見えるわけではなし、外が見えても曇ってるので同じ。(2004/05/12)情報筋によると晴れだったそうです。そういえば、夕日を見たような気がします。2日目の曇りとごっちゃになったようです。

かなりウロオボエなんですが、去年行ったときは、1階に誰がスルンデスカ? といいたくなるようなスーパーファミコンつきテレビが何台かあったような気がします。今年は無くなってました。それからフロントの前の喫茶店のただ券を今年はもらえませんでした。その代わりに使いそうも無い観光地の割引券を10枚ほど。

そんなところですか。1日目。

2004年4月30日(金/有給休暇)TOP

とりあえず朝風呂。朝バイキング。10:00チェックアウトなのでそのようにする。

ホテルの前の海岸で潮干狩りや釣りができるそうなので、荷物を車に積み込んで子どもが砂浜で遊べるようにスコップを携帯し、海岸に下りてみる。が、さすがに干潮14:30というだけあって、コレッポッチも砂に触れませんでした。出発。

特に目的も無いので、昨晩読んだパンフレットに書いてあった、全長97mの長距離滑り台「ドラゴンロード」に向かうことにしました。

途中ギネスブック登録済みの世界でもっとも狭い海峡「土渕海峡」をわたる直前で、すごく楽しいイベントが2つ開催されていました。1つ目は、小豆島の消防団によるはしご車実演販売(ちょっと嘘)です。子ども会か何かの見学の子ども達を乗せて、はしご車が伸びたり縮んだり。息子と一緒にのろのろと見学しました。それから、2つ目は、東洋紡の工場か何かの解体工事です。

写真だとモウヒトツですが、20台ぐらいの建機が動いたり動いてなかったり。既に、ほとんど更地になってたんですが、それでも壮観でした。こっちは壁の向こうだったので写真だけとって見学終了。いよいよドラゴンロードへ。

土庄町観光ページによると高見山展望台は標高153.5m、高見山の頂に位置し、眺めは爽快で四季折々「瀬戸内海に浮かぶ真珠小豆島」ならではのパノラマを展開します。展望台に通じる散策は、緑の樹木に囲まれた豊かな自然の中で心地よい汗を流すことができます。という高見山展望台の近くらしいですがそっちには目もくれず、滑り台、否、ドラゴンロードにのみ向かいます。

全く関係無いですが、土庄町観光ページのページタイトルって「庄土町観光ページ」になってますねぇ。おかしくないですか?

閑話休題。この写真はドラゴンロードのすべり口にあるものです。ドラゴンロード自体はローラー型(ごろごろ)の滑り台で確かに長いです。すべり口に上がるだけでしんどいし。しかし、この使用注意って、「...しましょう」と「ぜったい...しないでください」と「...やめましょう」の区別って何なんでしょう。何となく気になります。それはそうと3歳児(この日だけ2歳児)をひざに乗せてデジカメを首にかけて滑りながら写真をとるのはキケンですか?

結構いい天気だったのに、平日ということもあってウチ以外には、親子三人づれだけでした。そこもお父さんが子どもをひざに乗せて滑っていたんですが、滑り終わったあとお母さんも滑って、一番下まで滑り終えたことを確認して、さあ、滑ろうとすると、下から声が聞こえてきます。「あっつ。」何が熱いんでしょう。

滑ってみました。子どもが手すりを持とうとしたので引っかかってはアレだと思いさえぎったりしていると、だんだんとケツが熱くなってきました。これかぁぁぁぁ。熱い。確かに熱い。ミューエヌが一点集中応力集中でゴロゴロガラガラずりずりと、腹筋に失敗した時の床ずれ状態のようにケツを襲います。一番下まで降りてから、その家族づれに「あついですねぇ」と声をかけたり同意したりして、結局もう一度すべることになりました。アレから4日ほどたってますが、いまだに椅子に座ると痛いです。それよりもなによりもこの時以降、温泉に入るとひりひりと。

さて、そろそろ昼飯の時間です。マルナカでパンを買って、特に理由も無いんですが洞雲山ででも食べようかという話になりそれらしき場所に向かいました。ところが全然辿り着かない。ぐるぐると農免道路や狭い斜面の路地を走ったわりにそれらしき場所が見つかりません。車酔いも発生し坂手港で飯になりました。12:30ぐらいです。何匹かのくらげと何人かの釣り人と釣り上げられた結構でかい黒鯛(チヌ)を見ながら。

13:40。そろそろ行きますか、ということで次の方針を立てました。数分考えて、寒霞渓によって時間をつぶして今夜の宿、ホテルオリビアンに向かうことにします。寒霞渓は、去年ロープウェイで上ったんですが、今回は車で行くことにしました。このあたりを走っていると小豆島にはなんと坂の多いことかと感心します。

多分気のせいですが、観光地の看板って少しだけ変な気がするような気がします。寒霞渓名物「かわら投げ」のキケン看板にしても、「ここより左へ投げますと危険です。」はいいのですが、何が危険なんでしょう。と、先を読んでいくと「右に投げろ」とかいてあるだけです。確かに左の方を見るとロープがありロープウェイがとおるのは分かるんですが...。やっぱりぶつかったりするんでしょうねぇ。ぶつかったこともあるんでしょうねぇ。

でも、あのかわらってそんなに飛ぶんですか? もちろんそういう話ではないことは分かってます。可能性の問題です。でも、やっぱり「ロープウェイにぶつかるから危険」とか「左へ投げるとコリオリの力と付近の重力異常の影響によりブーメランのようにかわらが投げた人に帰ってきます」とか、誰が危険にさらされるのか、どう危険なのかを知りたくなります。

知りたいです。ちなみに写真では、息子がこの看板の近くにある少し背の高いコンクリベンチから地面にニークラッシャーを落として自分のニーがクラッシュして泣いています。もちろんかわらを左には投げてません。右にも投げてませんが。

寒霞渓を後にして、ホテルに向かいます。途中猿が何匹か道路に出てきたので、車をとめてみていると、軽い会釈で寄付を求めてきましたが黙殺しました。

相変わらずです。18%の坂。下り坂ですが上り坂でもあります。ここから4kmほど続きます。とはいえ、途中「17%」「14%」と鬼度は下がりますが。経験から行くと10%を越える坂は、ママチャリで登る(上るではなく昇るでもありません)のは非常に厳しいです。というか8%ぐらいでもしんどかったような。ましてや18%。途中でアレがナニします。

※この図は写真が逆光でつぶれてしまってたのでIllustratorでトレースしました。結構うまくいってびっくりです。

ホテルオリビアンに到着しました。ここの楽しみは、なんと言っても瀬戸内海が一望できる天然温泉露天風呂です。曇ってましたが。小豆島といえば夕日、夕日といえば小豆島、と、小豆島に滞在(いいすぎ)している間は思い込んでいるもんですが、曇ってたら仕方がない。でも、それとは別にやはりでかい風呂はいいですねぇ。本当に。(写真はイメージです)

あとはそうですねぇ。男湯からは小豆島大観音仏歯寺の大観音像が拝めます。本当に常に。夕日は見えずとも見える。瀬戸内海の漁火は見えずとも見える。あまつさえ、薄暗くなるとライトアップされ、後で書くフランス料理のレストランからも見える。見事です。でも、オリビアンは大観音像が見えることは売りにしてませんが。

結局、晩飯を喰う前、喰った後、翌日の朝と3回入りました。もうなんというか贅沢。精神的に贅沢です。

ところで、ここは温泉ですんで、やはりそれを前面におしだした効能とかを書いた看板(というか固めのスチロール製のプレート)がありました。こんな感じで。(一番重要な効能は一切覚えていません)

身長1,926メートル
年齢300,000歳

で、年齢については、「30万年前に降った雨が濾過されて温泉になっている」という但書がついていました。明らかにこれは意味が分からないと思ったんでしょうねぇ。じゃあ最初からそれでええやん、と思わないでもないです。
これが、稀な意見ではないという証拠がありました。このスチロール製のプレート、スチロール製だけに爪で押すと跡が残るんです。試したわけではないですが、実際に多くついてました。で、この爪跡の残っている場所が偏ってるんですね。お分かりかと思いますが「300,000歳という数字の書いてある箇所」です。そりゃなあ。
あと、身長って、とも思いましたがこれは温泉が湧き出している深さなんだと思います。こちらには全く但書がないので想像ですが。
最後に、この温泉は毎日260トンもの量が湧き出しているそうですが、なぜかこの表示だけ、外字の「トン」なんですが、どうして?

さて、晩飯です。和食レストランとフランス料理レストランが選べたんですが、フランス料理にしました。18:30頃です。3歳児(今日だけ2歳児)と0歳児を連れて、本気風のレストランに入るのはかなりナンですが、行くことにしました。もちろん宿泊費にごちゃ混ぜになってるプランです。

ところで、このホテルでは、発泡酒が250円もしやがります。不親切価格です。悪です。それを踏まえて。

席につくと「飲み物を先にお持ちしましょうか?」ときましたが、メニューも値段もナンもない。プランに含まれてるかどうかの説明もない。仕方がないので「ビールの値段なんぼ?」と聞くと、「(ちょっとびっくりした様子で)エー、なんとかかんとかで、グラスビールが550円です。」といいやがりました。「なに? どんなえぇビール飲ましてくれんの? ドイツから今日持ってきた奴? ちゃうやろがい、キリンかアサヒちゃうんかい」とは言わずに、もちろん思いもしませんでしたが、そのかわりに「じゃええわ。水で、あ。3つ」と答えました。「(あいかわらず驚いた感じで)分かりました。」かなんかで水持ってきました。かなり後回しで。

それから、0歳児はもちろんいらんのですが、3歳児(今日だけ2歳児)の方も「何かお持ちしましょうか?」といわれたんですが、「いや分けるからイラン。」というとこれまた軽く驚いてました。ほっとけちゅうねん、態度がなってねぇよ。とは、もちろん思いもしませんでした。

もちろん箸を頼みました。なんというか、もとからフランス料理なんか食うなという感じですが、箸で喰ったからといって、まずくなるわけでもなし。定食を食うように、結婚式の料理を食うように、法事の弁当を食べるように、一皿を1分以内目標で。

まあ、宿泊費とセットでゴールデンウィーク直前ぎりぎり値段10,000円でしたが、やはり普通においしい。でも量がなぁという点は、仇のようにパンをおかわりして済ませました。

途中、どうにも我慢できずにグラスビールを頼んでしまいました。というのが写真です。前に置いてあるのはサラダです。乗っている赤い粒はトマトです。もちろんプチトマト。既に1/3ほど飲んでいるんですが、これで550円かい、と言いたくなるのはおかしいですか? 場所代なんてのは料理代に入ってるだろうに、ビールにまでふっかけんのやめようで、と、もちろん思いもしませんでした。

一番最後に出てきたコーヒー。映画の「TAXI」に出てきた喫茶店のシーンで飲んでるかなりちっちゃいカップのアレ。おかわりも多分させてくれません、聞きませんでしたが。チョロです。本当に。

そんなもんですか? やっぱり。

話は変わって、この日、初めて、「The-T」を宿泊中にコンプリート解答できました。

休日のタングラム
「The-T」模範解答
ベーシックページ
パズランド匹見 - 匹見パズルコレクション

そんなところですか。2日目。

2004年5月1日(土/有給休暇)TOP

再びとりあえず朝風呂。朝バイキング。ですが、ホテルオリビアンの朝バイキングは、メニューの種類において、ホテルグリーンプラザ小豆島に負けていました。朝風呂は勝ちですが。だからといって容赦はしません腹いっぱいになってからどれだけコーヒーを飲めるか、紅茶飲んでなかったか、ヨーグルト、牛乳...。と、書いてみると、結局ミズッパラなだけのようです。でもかなり満足した記憶があります。

さて、朝食は昨日のフランス屋で食ってますので、相変わらず大観音様を拝めます。これについて息子に教えてやると、えらいことになりました。「ほとけさまはなにしてるん?(*1)」「どうしてほとけさまはじっとしているん?(*2)」「おかあさんほとけ、おとうさんほとけ、ののほとけ、ななほとけ、おかあさんほとけはあるん?(*3)」...という感じで、昨日のムーディーな照明のフランス屋でのおとなしさとは打って変わって、「ほとけ」を連発です。結構大きなはっきりした声で。いや、別にかまわないんですけどね、ただ単純にはずかしいだけです。

(*1)この質問には「みんな何しとんかなぁ、ええ子しとーかなぁってじっと見てくれてる」と答えたので、次の質問につながったわけで。

(*2)これには「えぇと何もしてない、見るだけ」と答えてみました。当然「なんで何もしてくれないの?」とエコーが返ってきましたが「そんなもんなの、でもいっつも同じ場所で誰かがみてくれてるいうだけで安心やろ?」などとしどろもどろになりながら答えたりして。ただその後がいけない。「便所いくときとか誰かに見とって欲しいやろ? それとおんなじ」みたいな。知識的質問だけでなく、哲学的・宗教的な突き抜けた質問をしてくる息子。

(*3)息子の中では「おとうさん」=「おおきい」、「おかあさん」=「おおきいけど少し小さい」、「のの(自分のあだ名)」=「ちいさい」、「なな(妹の名前)」=「赤ちゃん」=「一番小さい」という感じで、大きさの単位になっています。こいのぼりとおなじ感じです。ただ、この単位と「ほとけ」を組み合わせると異様な語感が、恥ずかしさをいや増します。それから途中でどれを言ったのか忘れるらしくどれかを2回言ってしまうようです。

時間が来たのでチェックアウトをしましたが、車に荷物だけ積んで、しばらくオリビアンの周りを散歩することにしました。何処でもよかったんですが、オリビアンの裏側にテニスコートやゴルフ場が広がっているので、なんとなくそちら側に向かいました。

途中、「笠松大師はこちら」みたいな看板を見つけたので、これまたなんとなしにそちらに向かいました。0歳児とはいえ8kg程度を抱っこして歩くには少し厳しい10分ほどの距離ですが無事到着(いいすぎ)。弘法大師が衣を洗ったんかぁ、など考えながらチュッと見てチュッと出発しようとすると「お茶のんでいって」「ところてん食べていって」という声が。

Welcome to Tonosho Chamber of Commerce & Industryによると、小豆島八十八ケ所霊場第七十六番金剛寺奥之院です。また、小豆島霊場八十八ヶ所巡りによれば、ここは「ごく一般的な庵です。」というわけでして、お遍路さん相手のボランティアか何かなようです。実際、声をかけられた時、ちょうどお遍路さんな方が席を立つところで、3杯ほどのところてんのお返しとして200円を置かれたのを抜け目無く観察しておきました。

親子四人連れでしたがお茶3杯とところてん1杯をお願いして、お茶だけ飲んで、ところてんの感想を聞いて、普通と答えられ、息子がなぜかおいてあるミカンを「あれ食べる」というのを聞いて「おまえのちゃう」と答えて、悩んで悩んで「100円」を置きました。値段のないものに値段をつけるというのは非常に緊張します。センス・感想・人生を試されているような気がします。本当は気持だけなんですが、その気持が何処から湧き出るものかを考えると、まさしく自分のすべて。

そんなこんなでホテルを12:00ごろ出発しました。しかしホテル玄関近くの駐車場でオリビアンの森の看板を見て、こっちだったかもと少し後悔したのも事実です。

やはり、小豆島といえばオリーブ園です。ここのアテナ像の真上にある喫茶店ハーブ喫茶グリースではなく、少し離れたところにある香川県小豆圏域健康生きがい中核施設サン・オリーブの2階にあるレストラン瀬戸で昼食にした。喫茶店の方でもよかったんですが、ハーブカレーはあるものの普通の定食がなかったのと、3歳児にカレー食わせて食わんかったらどうする? を含めてレストランまで行きました。

写真はハーブカレーです。暗くなってしまっておいしそうには見えないかもしれませんが、おいしかったです。辛めで。左上は同時に頼んだから揚げ定食の一部です。意外と息子はハーブカレーを好んで食べてました。

あとはオリーブ公園でゴロゴロと。ダラダラと。すごすだけです。

風車です。Q「アレナニ?」A「風車」Q「中に入りたい」A「無理」という問答をしながら、宝くじの共益金で作ってあるのか、など考えながら、裸足になって、芝生を歩いて、うんこを見つけて、よけて、テントウ虫を見つけて、よけて、穴をみつけて Q「アレナニ?」A「セミが出てきた穴ちゃう?」Q「セミどこおるん?」A「今はおらへんなぁ」Q「なんでぇ?」A「...季節ちゃうから」、よけて、寝そべって、紫外線に肌を焼かれて痒くなってきて、靴を履いて、よけて。贅沢。

オリーブの木です。昭和天皇が植樹か何かをされたと書かれた木柱が側に立ってます。そのすぐ側に灰皿とベンチ。特にナニがドウってわけじゃないんですが...。

今回はオリーブもちゃんと購入して、持って帰って育てようと、ハーブガーデンに。小豆島の栽培家たちが試行錯誤を重ねた末に認めた3品種から、葉がやや大きめで、つき方もスカスカ。 実は細長い形をしています。原産地はアメリカというミッション実はちょうど中間の形で、葉はミッションと似ていて、より緑っぽい色をしています。 原産地はスペインというネバディロ・ブランコを1本ずつ購入。

店のおばちゃんにいろいろと質問をしたりして、増えたら困る気もするのに、増やそうとおもったら別の種類の木がいる、というのを聞いて別の種類にしたり。「オリーブはかなり強いんですよ。土に植えるんだったら最初に水ちょろっとやったら後は雨だけで十分」とか「鉢植えでもほんと大丈夫」といわれる中「暗いところはドウですか?」という質問に「あ、日当たりはよくないとねぇ...」。そりゃそうか、水も肥料も日当たりも何も、っていいだしたら造花にしとけ、ちゅう話でね。光合成力が強いんですかね。

オリーブ園を15:30頃出発したちょうどその頃、フェリーの出発時刻を調べた。というか逆で、フェリーの出発時刻を見て、まじで?、となってオリーブ園を出発した。16:50である。乗り込む手続きとか考えると1時間ちょっとしかない。1本遅らせても大丈夫だがそんなにすることもないしなぁということで、これに乗ることにした。目的地は大部港(当然)。

しかし、行きのフェリーから計画していた「おーきいショベルを見る」という大目的を果たせなくなる可能性が高い。「ライフ 今、お前に命を吹き込んでやる!」というわけにも行かず、普通に大部港を目指しました。

去年(2003年)に来た時に、「KOMATSU PC1200」という巨大なショベルカーがあることを確認していたのでその付近で、息子に見せてやりたい、と考えたわけです。ところがオリーブ公園から大部港に海沿いに向かっていったあたり、小豆島に向かうフェリーから見える禿山のあたり、を通過してもそれらしいところが無い。山の中腹に大きなショベルカーがいるような工事現場があったがあれではなぁということでスルーしたが、まさかあそこだったのか? など後悔しながら、最悪このまま大部港か? と半分諦めたところで、大部港への道沿いの最後の石材屋(名前は不明)で、まさしくイカス工事をやっていました。

ショベルカーはなく、ホイールローダーとオフロードダンプだけでしたが、ホイールローダーがダンプに土砂を積み込むや否やすぐに次のダンプがスタンバイしている感じで飽きずに見ていました。

この遠さでメーカー名・機種名が分かるようになりテェ、と思いながら、息子に見せてやるというのはなんだ、ほれ、俺も見たいのか、その言い訳か、などとりとめも無く考えたり考えなかったり。が、それも数分。フェリー乗り場に向かいます。到着するとほんとに最後尾という感じでしたが問題なく乗り込めました。

帰りのフェリーの運転室を除いたときに見つけた「非常信号表」です。これって覚えにくく忘れ易い膨大な表のうち代表的なものだけなのか、それとも何らかの研究結果を元にした覚えやすく忘れにくい最適配置の信号表なのか。1,2,3,5,7という数字の使用については何となく、3回までなら気にせず数えれるけど、4回と5回、6回と7回とかになると紛らわしいだろうなぁと考えると、なるほどねと思わないでもないです。

やっぱりなんかあるんでしょうねぇ。

と、唐突に終了。砕け散った日本語に我慢してもらってありがとうございました(と書いてみたり)。

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